Xfce + Light-locker でサスペンドからのレジューム時に画面が表示されないときは

Xfce + Light-locker の組み合わせで,サスペンドからのレジューム時に画面が真っ暗なままになる現象が発生することがあります(Debian 10.1 および Xubuntu 18.04.03,Intel Ivy bridge および Haswell CPU/iGPU で確認)。workaround をとりあえずメモ。

# nano /usr/bin/xflock4

で編集し(xflock4 は Xfce への画面ロック統合で単純なシェルスクリプトです),

"light-locker-command -l"\

とある行を削除して保存すれば解決し,ログイン画面が表示されるようになります。

ただし,こうすると xflock4 を経由した画面ロックができなくなりますので,Xfce 標準の自動画面ロックができないなどの副作用があり,セキュリティ上の問題が生じる場合があります。

light-locker-command -l すると画面が表示されないままになるので,Light-locker に問題がありそうな気がしますが,詳細は未調査です。また,これでもロックされるということは,デスクトップ環境とより下のレイヤで Light-locker への命令が重複しているようです。なお電源管理(xfce4-power-manager-settings)から「スリープ状態へ遷移中は画面をロックする」のチェックを外すと,サスペンド時の画面ロックが完全に無効化されてしまいます。

自分の設定ファイルか Let’s note に依存する問題かと思っていましたが,クリーンインストールして設定ファイルも移入していない別ベンダのデスクトップマシン(Lenovo Thinkcentre)でも発生したので,環境に関係なく発生する問題なのかもしれません。バグトラックには同じようでもあり違うようでもある問題が並んでいますが,どうなんでしょう?

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