DSi ブラウザで楽しめるウェブサイトを集めたポータルサイト「DSi Browser Portal」

DSi のジャンク品が540円で売っているのを見かけました。DSi は 3DS 用ソフトを利用できない一方でゲームボーイアドバンスのソフトにも対応していないという中途半端な機種で,DS Lite や初代 DS よりもかえって魅力に乏しいものでした。別に必要なものでもありません。

しかし,試しに電源を入れてみたところ普通に起動し,液晶の状態もまずまずのようでした。そういえば DSi には DSi Ware という有料のダウンロードソフトがあります。これは 3DS でも利用できますが,解像度スケーリングの関係でなんだかぼやけた感じになってしまいます(通常の DS 用ソフトも同様)。この値段なら DSi Ware 専用機に良いかと思い,購入してみました。

……DSi をお持ちの方であれば,ここでお気づきのことでしょう。DSi 用「ニンテンドー DSi ショップ」のサービスは終了しているのです! 3DS の「Nintendo eShop」は別のプラットフォームであり,3DS 用に購入した DSi Ware を DSi で利用することはできません。なんてこった!

いや,まだだ……DSi は WPA2 AES に対応しているのです。もちろん WPA2 も最早安全ではないですが,ともかく,まだしばらくは実用できる規格です。廃墟と化した DSi ショップでも DSi ブラウザは配信されていますので,ブラウザを通じて無限の可能性が広がっているッ……! 540円のモトを取らねばならないッ……!

というわけで,DSi ブラウザで利用できるウェブサイトをまとめるポータルサイトを作ってみました。

ほぼ変換プロクシ頼みですが,思ったよりも使える感じです。特にクックパッドなどは,濡れた手でもジップロックなどに入れて操作できるので,スマートフォンより快適なくらいかもしれません。まあ料理なんてしないんですけどね。

DSi ブラウザで一番面倒なのは,ルート CA 証明書が古いもののままになっており,TLS 接続を利用するウェブサイトで警告が表示されることです。もっとも逐一許可していけば接続すること自体はできます(一部エラーで接続できないサイトもあります)。また,フィーチャーフォンレベルの限定的なスペックや対応タグを考慮する必要があります。音声再生には対応していないらしく,PSP ブラウザのようにネットラジオを聴取することはできません。簡単な JS には対応しているようですので,ちょうどいいサイトがなければ自分で何か書くのもありです。

せっかくなので PSP バージョンも作ってみました。PSP-1000 でも快適に動作します。

DSi より古いためスペックが非常にキツく,証明書切れの TLS の画像を読み込まないこともありブラウジングでは pc2m を通さないと何もできませんが,さまざまな要素に対応しており,特にネットラジオの再生もできるため,まだまだ活躍の幅は広いかと思います。動画や音楽の再生もできますし,液晶も綺麗ですし,本当に名機でした。発売当時はまだスマートフォンも普及しておらず,PSP は単なるゲーム機を超えて夢に満ちたパワフルな(以下思い出話が続く

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