クアッドコアの新型 Raspberry Pi,「Raspberry Pi 2 B」発売

 2日,Raspberry Pi の新型がサプライズ発表・発売されました。今回はマイナーモデルチャンジではなく全面的な刷新で,新機種の名前は「Raspberry Pi 2 model B」。Twitter ではかなりの反響が見られ,公式サイトも一時落ちてしまっていました。嬉しいことに,日本でも同時発売です。
 「2」の特長は 900Mhz のクアッドコア Cortex-A7 プロセッサ「BCM2836」と 1GB に倍増した RAM,そして旧モデルから据え置きの価格(35ドル,RS 日本は4,291円)です。CPU は従来モデルから最大6倍の性能アップになるとのこと。6倍はマユツバな気もしますが,シングルスレッドのベンチ(つまり,1コアあたり)だと約1.5倍の性能だということなので,ヒートシンク付けてしっかり冷却する前提ならなるほど妥当なところかという気もします。
 地味ですが大きな特長として,旧モデルとの完全な互換性が維持されているということがあります。Adafruit のいかした液晶筐体のようなこれまでに発売された拡張機器はどれもそのまま使えるし(追記:Switch Science 社のブログによると,ケースによっては干渉が生じ,加工する必要がある場合もあるようです),これまでに Raspberry Pi についてのレクチャーを受けた子供たちはそのまま「2」に乗り換えることができるわけです。営利企業の製品じゃあ,なかなかこうはいかないでしょうね。それから,今回はマイクロソフトから ARM 版 Windows 10 付きの IoT 開発環境が無償提供される予定のようです。
 
 以下戯言。ネットに上がっている Unixbench の結果報告を見ると,先代 Raspberry Pi B 512MB/B+ System Benchmarks Index Score は概ね100前後(1,2,3)で,Atom N2800 がだいたい800くらい(1,2,3),Atom 230 がだいたい400くらい(1,2,3)のようです。両者の比率は Passmark の表とも一致しますので,ここから強引に換算して BCM2836 の(推定される)ベンチ性能と同じぐらいのものを探してみると,Intel Celeron N2805,PentiumM(Banias?) 2GHz,AMD C-50 などが見つかります。ちなみに先代 BCM2835 はかろうじて VIA Samuel 2 という2001年発売の化石が引っかかる程度です。どうでしょう? なかなかいい感じじゃありませんか?

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