ジャンクの VersaPro VC-7 を買ったメモ

秋葉原 PC-NET でジャンクの NEC VersaPro VC-7 (PC-VY14A/C-7) を買ったメモ。

・C2D SU9400,RAM 1GB(DDR3,MAX 3GB,非公式ながら5GBまで認識可),HDD 120GB
・むっちゃ軽い。バッテリ込みで実測900g切ってる。軽さに惹かれて衝動買い。
・こう軽けりゃ当然 SSD に換装するしかない(?)けど,軽さの代償として,分解を前提とした作りにはなっていない。構造上,ダメージ無く分解することはほぼ不可能。この手の作業には慣れてるつもりだけどキータッチが少しおかしくなってしまった…… なお分解レポートを公開してくださっている方がいることもあり,分解自体は比較的簡単(参照:2011年05月04日の記事 | nana1451@たぶん日記 – 楽天ブログ
・AC がちょっと特殊な 10V 4A のブツ 1で,秋葉原でも発見が難しい。幸いネット通販でなら中古2000円ほどで入手可。
・RAM は DDR3 で,4GB 追加の合計5GBまで認識することを確認。初期の DDR3 モデルに共通の仕様として,2Gbit チップまでの対応なので注意 2
・腑分けしてびっくり,無線 LAN 非搭載モデルだった 3。残念。
・Debian Wheezy が普通に動く。
・自分の個体のバッテリはそれほど劣化していなかった。互換バッテリが売られていないので,バッテリの劣化が激しい個体を引き当てるとけっこうつらいかも。

かかった費用(本体以外は概算)
・本体 – ジャンク3780円
・AC ケーブル – 中古2000円
・DDR3 SODIMM 2GB – 中古500円
・SSD 32GB – 新品3500円
・PC カード wlan アダプタ – 中古300円
合計:10080円

本体は安かったものの,というジャンク品の王道パターンにはまってしまったなあ。そして,これで実戦可能なモバイル機が意味もなく4台に……

参照:
公式スペック表
公式周辺機器表,バッテリの型番など
公式ドライバ配布ページ,~Win7
NECモバイルノート LaVie J/VersaPro VY/UltraLiteタイプVC・VM @ ウィキ – 7代目(3代目Ultralite) タイプVC・タイプVM パワーアップ情報(2ch スレ由来の wiki)
価格.com – 「VersaPro UltraLite タイプVC」レビュー(発売当時の広告記事,ベンチなど)

15/2/8 スペック(CPU,RAM)情報修正,リンク追加

Notes:

  1. 何種類かある。自分が購入したのは ADP69 という機種。
  2. 簡単な見分け方としては,4GB の場合,裏表8枚ずつ全部で16枚チップがついてるやつ。2Gbit*16=32Gbit=4GB。
  3. PCI-E half size スロット(筐体の構造上フルサイズは入らない)はある。アンテナは無し。

クアッドコアの新型 Raspberry Pi,「Raspberry Pi 2 B」発売

 2日,Raspberry Pi の新型がサプライズ発表・発売されました。今回はマイナーモデルチャンジではなく全面的な刷新で,新機種の名前は「Raspberry Pi 2 model B」。Twitter ではかなりの反響が見られ,公式サイトも一時落ちてしまっていました。嬉しいことに,日本でも同時発売です。
 「2」の特長は 900Mhz のクアッドコア Cortex-A7 プロセッサ「BCM2836」と 1GB に倍増した RAM,そして旧モデルから据え置きの価格(35ドル,RS 日本は4,291円)です。CPU は従来モデルから最大6倍の性能アップになるとのこと。6倍はマユツバな気もしますが,シングルスレッドのベンチ(つまり,1コアあたり)だと約1.5倍の性能だということなので,ヒートシンク付けてしっかり冷却する前提ならなるほど妥当なところかという気もします。
 地味ですが大きな特長として,旧モデルとの完全な互換性が維持されているということがあります。Adafruit のいかした液晶筐体のようなこれまでに発売された拡張機器はどれもそのまま使えるし(追記:Switch Science 社のブログによると,ケースによっては干渉が生じ,加工する必要がある場合もあるようです),これまでに Raspberry Pi についてのレクチャーを受けた子供たちはそのまま「2」に乗り換えることができるわけです。営利企業の製品じゃあ,なかなかこうはいかないでしょうね。それから,今回はマイクロソフトから ARM 版 Windows 10 付きの IoT 開発環境が無償提供される予定のようです。
 
 以下戯言。ネットに上がっている Unixbench の結果報告を見ると,先代 Raspberry Pi B 512MB/B+ System Benchmarks Index Score は概ね100前後(1,2,3)で,Atom N2800 がだいたい800くらい(1,2,3),Atom 230 がだいたい400くらい(1,2,3)のようです。両者の比率は Passmark の表とも一致しますので,ここから強引に換算して BCM2836 の(推定される)ベンチ性能と同じぐらいのものを探してみると,Intel Celeron N2805,PentiumM(Banias?) 2GHz,AMD C-50 などが見つかります。ちなみに先代 BCM2835 はかろうじて VIA Samuel 2 という2001年発売の化石が引っかかる程度です。どうでしょう? なかなかいい感じじゃありませんか?

新発売のレノボ YOGA TABLET 2-851F はなかなかお買い得

 今月28日にレノボから「YOGA TABLET 2-851F(YOGA TABLET 2-8 with Windows)」という機種が国内発売されるようです。名前の通り,「スタンド付き」ギミックで知られる Android タブレット YOGA TABLET シリーズの Windows 8.1 with Bing 版のようです。この機種は8インチ液晶ですが,10インチ液晶を搭載しキーボードがセットになる以外は同様のスペックのモデル「YOGA TABLET 2-1051F」も既に5万円程度で発売されています(この機種のレビューを見ると概ね高評価で,2-851F も期待できそうです)。さてこの機種ですが,価格比較サイトでは発売前から既に最安値が32,000円を割り込んでいるという安さながら,解像度が1920×1200で,MS Office H&B 2013 も搭載しているというお買い得っぷりなのです。もはやおなじみ 32GB しかストレージがないmicroHDMI コネクタも miracast 等への対応もなく 1,内蔵グラフィックをいかした外部出力が不可能という弱点がありますが,タブレットとして使う前提であればそれほど困らないでしょう。それに MS Office くらいであれば USB-VGA でも問題ないはずです。IPS 液晶,公称15時間バッテリ駆動,重量 426g,Wifi は 11n 対応で Bluetooth も 4.0 と,ストレージや外部出力の他には特に弱点は見つかりません。この機種は8インチ Windows タブレットの新定番となることでしょう。

余談:
 DELL Stream 11 と類似したスペック・価格(199.99ドル)の ACER Aspire ES1-111M-C40S 同等とみられる ES1-111M-F12N という機種が先月から国内販売されていたようですが,どのショップも横並びで29,800円という価格になっています。

2015/4/11追記:
コメント欄でいただいた情報によると,Windows 版の本機種も実際には miracast に対応しているとのことです。

Notes:

  1. 14/12/16追記:日本版および米国版の製品ページを確認しても miracast 等について言及されていないことから対応していないと判断しましたが,Android 版のみの前機種でも言及がないものの実際には対応しているようなので,ひょっとしたらこの機種も対応しているかもしれません。少なくとも対応できない/しない理由は思いつきません

Brastel 050 Free を契約したメモ

概要
・いわゆる SIP サービス。
月額基本料(050番号使用料を含む)無料,Brastel 050 Free 回線同士の通話も無料。電話回線への通話料も携帯電話の音声回線と比べて安い。また,オープン標準に準拠したサービスであるため好きなクライアントを利用できる。
・事業者のブラステル株式会社は1996年設立で国際電話が主力の日本の会社。電話回線のノウハウもあるはずなのでよくある新興の専業企業より安心できそう。それにサーバが国内にあるので海外のサービスと比べて対電話回線の通信が安定する,かも。
・セキュリティがどうなっているのかは記載がなく不明。SRTP が使えず TLS も使えないので垂れ流しの可能性が高い。信頼できる回線(自宅の共用でない固定回線,モバイル回線など)でのみ利用しましょう。また,その場合でも,国家機密とかについて話すのはやめときましょう。->なお NTT Com の「050plus(月額基本料324円)」は SRTP,TLS 対応らしい。もちろん対電話回線の通話ではサーバまでの暗号化なのでその場合はこっちもやはり国家機密は話せませんが(?)
・また,IP 電話に共通する話として,電話回線と比較して信頼性が低いのでそのへんは頭の片隅に置いておきましょう。

契約
・けっこうわかりにくい。
・クレカでのオンライン登録が可能だが,SMS に対応した(つまり音声通話に対応した)携帯電話回線が必要になるほか,始めに2000円チャージする必要あり。Brastel Card を取り扱い店舗に行けば500円のチャージで登録できるらしい。
・左の「インターネット電話」>「スマホ・パソコン・その他端末」から登録開始(「Flipのお申し込み」ではない)。
・「ユーザーID」は「アクセスコード」の左8桁,「暗証番号(PIN)」は「アクセスコード」のスペースを挟んだ右4桁。ややこしいので注意。
・個人情報を入力したり規約(余談。短いのは嬉しいものの不備が多い気がする。特に「利用の停止について」6-iiは定義なしの「他の団体」に不正行為を行った利用者の個人情報を提供できることになっているので相当アレ。問い合わせたら変わるだろうか)に同意したりして登録完了
・050 Free の登録と050着信サービスの登録は別なので注意! 末尾「7800」はシステムの発信専用番号です。左上「ログイン」からログインの上「カード情報」>「SIPアカウント」から番号追加。番号は選べない。

準備
・標準アプリは無料の「Cloud Softphone」およびその有料版の「Acrobits Softphone」というものの2つで,プッシュ着信はこの2つのソフトでのみ公式サポート。ただ,あんまり使いやすくはない。バッテリ消費量如何では「CSipPhone」みたいな定番のほうがいいかも。その場合も,アカウント名(ソフト内でのみ使用する任意の名前),サーバ(ドメイン/ホスト),ユーザ名(ユーザーID),パスワードを入力するだけで利用可能。

発信
・冒頭にチャージ残高での通話可能時間についてのガイダンスが入る(数秒)。10秒くらいの自社サービス宣伝が流れることもある。そのまま待つと発信,普通に通話できる。
・まだちゃんと会話して試してはいないけれど,自分の回線にかけてテストしてみた限り,DTI 490円 SIM のベストエフォート250kbps回線でも問題なく通話可能。

着信
取得した050番号で着信できる。着信はプッシュ対応。
某巨大掲示板の情報によると APN f1.mobile.ne.jp または lte-mobile.jp に接続する回線ではプッシュ着信はそのままでは利用できないらしい。その場合でも「PNF NoRoot」というソフトを導入することで解決できるらしい。
ありがたいことに,向こうに聞こえる「○×にお繋ぎします」のようなガイダンスはなし。そのまま繋がる(番号と音質以外は電話回線と変わらない感覚で利用してもらえる)。

人感センサ付きデスクライトが欲しいメモ

いつもどおり自分用メモ。

どのようなものが欲しいか
・在席中のみ点灯するデスクライト。自室で使う。読書用なのである程度の明るさが必要。昼白色が望ましい。

何故欲しいか
・いちいちデスクライトの電源をオンオフするというのは面倒
・でも付けっぱなしだと電気代がもったいなく,ライトの寿命も縮み,それにワンルーム住まいなのでうっかり電源を切り忘れたままベッドに横になってしまうと消すためにまた起き上がることになりひどく億劫(これが一番大きかったり)

条件に適合する商品の例(現行機種)
山田照明 Z-3600 実売1.2万 より安い旧機種もあり
6.0W Ra70
山田照明 Z-81 実売2.2万
11.0W Ra80 色温度変更機能
ツインバード LE-H839B 実売1.8万
16W Ra80 自動調光機能 デザインいまいち
・(参考)山田照明 Z-3500
Z-3600 の蛍光灯版で,24型蛍光灯を使用(一般的なデスクライトで使われているものは27型)。この機種の「中心直下照度」1823Lxに対して Z-3600 は1020Lx。Z-81 でも1493Lxで,かなり暗いことがわかる。
・人感センサ搭載タップを使用するという手もあるが,工事不要のタイプは現在のところ国内発売がない模様。海外製品で125V対応のものを手に入れてもいいけれど,24時間365日コンセントに挿しっぱなしにするわけで,なるべく避けたい。

人感センサ付き LED デスクライトの問題点
・高い
1〜2万円の出費。ランニングコスト削減分での回収というのも無理そう
・暗い
2.2万円の Z-81 でもホームセンターで売っている2000円くらいのデスクライトに遠く及ばない
・寿命の問題
LED ライト部分は長寿命だとしても人感センサの寿命は不明。LED と比べてだいぶ短いらしい

参照:
カタログを読む|山田照明株式会社
照度&人感センサー付LEDクランプ式デスクライト LE-H839B ツインバード工業株式会社
人感センサーLED電球の選び方

LDE-SX010U,M-TP01DS

買ったきりあまり使わず転がしてたデバイスのミニレビュー2つ。

Logitec USB ディスプレイアダプタ LDE-SX010U
秋葉原東映ランド。どこから出てきたのか2008年発売の機種です。古い機種なので出力解像度は WXGA(1440×900)やら SXGA+(1400×1050)までとなっていますが,1980円と安く,DisplayLink 社製チップ採用とのことでまあツブシはきくだろうと,古い SXGA ディスプレイの再利用でもしようかと購入(衝動買い)。
PC に接続するとデバイス内のフラッシュ ROM から autorun でドライバのインストールプロセスを開始するという最悪最低な仕様になっている(これは Logitec には罪はなく Displaylink 側の仕様らしい)以外は,まあいい意味で平凡,特に困ることもない感じです。とりあえず Windows タブレットにつないでみたところなぜか表記スペック以上の 1600×900 での表示ができました。FullHD など今時のパネルのアスペクト比でも比率が合っていい具合になりますが,FullHD ディスプレイでも利用するつもりがあるのであれば FullHD 対応のアダプタを購入するべきでしょう。
年代的にたぶん Displaylink 製のオープンなドライバが使えるはずですし,ドライバ導入のノウハウみたいなのもネットにいくらでもありますので,恐らく Linux でも普通に使えるのではないかと思います。まあ今のところその必要を感じないので試していませんが。……コレ買う必要あったか?

参考:
DisplayLink – ArchWiki
Atelier Orchard: Raspberry Pi でDisplayLinkのudlfbドライバを使う
DisplayLink: Windows Software Windows 版最新ドライバ

ELECOM 無線タッチパッド M-TP01DS
東映無線。けっこう前から絶賛投げ売り中の Win8 対応無線タッチパッド。タブレット固定アームでベッドに固定した(こんな感じですな) Android タブレットを腕をなるべく動かさずぐうたらに操作するために購入。あまり期待していませんでしたが意外とよくできています。作りもまずまずしっかりしています。が,パワーセーブからの復帰のために物理ボタンを押す(ゴム足がボタンになっているので盤面を押す)必要があるとか,そもそもポインティングデバイスとしてタッチパッドは使いにくいんじゃとか,いろいろ問題はあります。マウスと違って平面がなくても使用出来るのはメリットですが,どうせなら3倍出して M570t かタッチパッド付きハンディキーボードを買ったほうが幸せになれそうな気がします。

激安 bluetooth イヤフォン「LBT-HPC20」

 春頃から絶賛投げ売り中のロジテック「LBT-HPC20」。ごくシンプルな bluetooth 4.0 イヤフォンで,女性をターゲットに据えた豊富なカラーバリエーション展開とコンパクトな筐体サイズが売りのようです。なお,あくまでもイヤフォンなのでマイク機能はありません。発売時(昨年の今頃)のメーカー直販価格は3,480円だったそうですが……今,秋葉原では運がよければ500円以下で買えたりします。ネット通販でもプラス数百円程度の模様。僕は本来この手の無線イヤフォンには興味がないのですが(なんせバッテリが持たない!),なにせこの価格でステレオです。お試しには丁度いいしブログのネタにもなるしということで買ってみました。
 良い点。まず気がつくのは説明書の手厚さです。さすがに女性をターゲットに据えているだけのことはあります。筐体は正直ゴツい印象(カクカクしており,USB プラグもむき出し)ですが,かなりコンパクトなのであまり違和感はないかと思います。質感もまずまずで,人前で付けていても恥ずかしくはない感じです。使いやすさはかなりよく考えられている印象です。たとえば,ボリュームボタンの「+」は出っ張っている一方で「-」は引っ込んでおり,指で触っただけで判別ができます。ボタン操作には電子音(ピポパポ,みたいな感じ)のフィードバックがあり,インジケータを見ずとも状態がわかります。音質もまずまずです。なんだかスカスカした感じではありますが,変な癖がなく疲れません。まあワンコインと考えるとかなりいい方です。
 次に悪い点ですが,これはもちろんまずバッテリ持ちの悪さです。メーカー公称値は連続再生で4時間とのことですが,まあそんな感じです。普通に使おうとすれば毎日充電が必要になるかと思います。もっとも,これはこの製品の問題と言うよりもこの手の製品全てに共通する問題ですね。次に電波の弱さです,障害物がない状態でも2,3メートル離れると挙動が怪しくなります。また,離れていなくても向きなどの条件により音飛びが激しくなります。スマートフォンを胸ポケットに入れてみたりカバンに入れてみたり,安物ラジオを聴く時のようにあれこれ持ち方を工夫することになります。定位置を見つければ後は安定しますが,ちょっと下を向いたりするだけで音が途切れるのは多少ストレスです。ただ,ネット上のレビューではそれほど問題視されていないようなので,相性問題もあるのかもしれません(BT 4.0 対応機器はひとつしか持っていないので検証できず)。トラブルに期待(?)したのですが,接続の怪しさ以外は特に問題ないようです。
 多少の問題こそありますが,この安さはそれらを相殺してなお余りあります。安い bluetooth イヤフォンをお探しの方にお勧めです。

ASUS Transbook T100TA レビュー Part3

更新に間が空いてしまい申し訳ありません。決して忘れていたわけじゃ

よさげなアクセサリ・周辺機器
私が実際に使っているアクセサリなどです。

    • 「MiniSuit T100 スタンドカバー」/2,920円/371g(実測)

天板の指紋問題と筐体の弱々しさを補うためにまず買っておきたい T100TA 用カバー。自分はノート PC として使うことが多いので,キーボードドック装着時も使えるこのケースを選びました。このタイプで最初に国内に出回り始めたのはこの会社のものですが,ブツ自体は中国製の OEM のようで,複数の販売元から(写真を見る限り)全く同じものが複数の業者から出ています。T100TA 用の他のタイプのケースと比べてやや高めですが,キーボードをドッキングした状態(ノート PC としての状態)で保護できるのは今のところこのタイプだけですし,キーボードをドッキングしていない状態(タブレットとしての状態)でも使えるためお得感があります。素材はありがちなポリウレタンですが,結構しっかりした作りになっていて,皮革風に見せる表面処理もなかなかうまくできていて安物っぽさはありません。その一方で371gとそれなりに重量があり,厚みも倍近くなってしまうというのが少々残念。またタブレット全体を断熱性のあるポリウレタンで覆ってしまうため排熱処理が気になるところですが,一ヶ月ほど使ってみた限りでは,高負荷時・充電時ともにそれほどの温度上昇は見受けられません(Atom Z3740,やりますね!)。もっとも,今は冬なので,そのためかもしれません。夏になったらどうなるかはわかりません。(14/8/18追記:さて夏真っ盛りですが特に問題ないようです。室温28度程度ですが,文字打ちやウェブブラウジングが殆どの自分の使い方では特に発熱は感じません。Z3740,異常に優秀です)もしダメなようなら Skinomi というメーカーの保護プレートを購入してみようと思っています。

    • 「Rise T100TA アンチグレア液晶保護フィルム」/1,390円/

アンチグレアの液晶保護フィルムです。同種のものは(ME400C 用のものも含めて)いくつか出ています。在庫があるのは上のものだったのでこれを注文しましたが,多分どれを買っても変わらないのではと思います。ただでさえグレア画面は不快なのに,本機はロクにコーティングもされていないガラス板で,見ているだけで体調が悪くなります(特に屋外ではタブレット画面を見てるのか鏡を見ているのかわからない!)。そこでアンチグレアのシートを貼って反射をどうにかしようというわけです。あくまでもシートなので元々アンチグレアの液晶には遠く及びませんが,それでも劇的に改善します。おすすめです。指紋付着の問題も一定の改善が見られますが,拭くのは大変になるのでここは一長一短といったところです。

    • 100均のタッチペン/タッチペン/105円/16g(実測)

片側に黒いゴムのドームがついていて,もう片側にはボールペンがついているという,まあごくごくありふれた安物タッチペン。普通に指で操作すると10インチの広い画面に指紋がベタベタ付き非常に目立ってしまうのでやむなく購入。こんなもんでも効果はあり,晴れて画面に指紋を付けずに使えるようになりました(あたりまえか)。スマートフォンや7インチ程度のタブレットでは精度の関係からこの手のタッチペンにはほとんど実用性はありませんが,10インチともなるとなかなか便利に使えます。もちろん問題点もあって,ゴムであるせいかパネル上の滑りが悪く書き心地がよくないこと,指での操作を前提としている Metro UI ではえらく使いにくいことという二点。Metro UI はもともと殆ど使っていないのでいいとして,書き心地が悪いのは困るので他のタイプのタッチペンも検討中です。

この他に,microSD(内蔵リーダーがアレなのであまり速いものを買っても効果はありませんが,信頼性の面から東芝 Class10/UHS-1 対応のものがおすすめ),Bluetooth マウス(この機種+自分の環境では Bluetooth を切っても Wifi の接続は安定しませんので……)も買っておくとかなり便利に使えるようになります。

不具合と対処法

わかって買ったとはいえ,なかなかのキワモノです。

サスペンドから復帰できないことがある
前回言及した時から何度か BIOS アップデートがありましたが,まだ発生します。音楽を再生しっぱなしにさせたりして調べてみた限り,(常にそうだという確証はありませんが,)どうやら実際には「レジュームしない」のではなく「レジュームはするけれど液晶がつかない」という現象であるように思われます。だとすればブラックアウトからの電源長押しは「電源が入った状態のまま電源長押しで強制終了している」というわけで……なんと恐ろしい! 早急な対応が望まれます。
対策としては,サスペンド機能は使わず,使用後はシャットダウンするようにするというのが一番です。
……と言うと皮肉のように思われる方もいるかもしれませんが,大真面目です。10インチタブレットを立ったまま使うことは殆ど無く,大抵は椅子を確保してからでしょう。それであれば,コールドブート(20秒程度とかなり速いです)を毎回しても気にならないというわけです。サスペンドと違い電源を切っていればバッテリを食わないということもあり,使用後シャットダウンを励行するようになってから非常に快適に利用できるようになりました。

無線 LAN 接続が切れる
いわゆる「相性問題」かと思われます。2014年にもなってそんなものに遭遇するとは。本当に好き嫌いが激しいです。設定から無線 LAN をオフ→オンすればまた繋がるのでドライバの改善等でなんとかなる現象なのかもしれませんが,ドライバアップデートがあったにもかかわらず改善していません。その一方で良かった点もあって,WiMAX のモバイルルータでは速度がダイアルアップ並みだという事前情報で戦々恐々だったのですが,自分の Uroad-Aero では普通に使えています(普通に使えるのが当たり前だって?)。
この問題が発生した場合は,潔く諦めるしかないでしょう。そして違う無線 LAN ルータを試すべきです。

14/8/18追記:自分の環境では両方とも既に改善。サスペンド時のバッテリ消費も顕著に改善。

総評
近年稀に見る面白い機種であることは間違いありませんし,CPU の優秀さもあり良い機種と言ってよいと思いますが,決して誰にでもおすすめできるものではありません。
特に軽微な不具合の多さと eMMC 容量の小ささは使う人を選びます。やはり ASUS の言うとおり「帰ってきた Eee PC」だと考えるべきでしょう。Eee PC と同じく,ある程度のスキルがあり用途が明確に決まっている方が3台目だとか4台目として購入する分には素晴らしいマシンですが,そうでない方にとっては半完成品もいいところです。
タブレットが欲しい方,ノート PC が欲しい方はこの機種を買っても満足できるかはわかりません。ただ,タブレットでもノート PC でもなく「T100TA が欲しい」という方は,この機種を買って後悔することはまずないでしょう。

ASUS TransBook T100TA レビュー Part2

さてさて,けっこう間が空いてしまいました。どうせ誰も読んでいないと思うのでこんな感じのだらけっぷりで更新してゆこうと思います。よろしくお願いします。今回は T100TA のタブレットとしての活用についてです。
ただ…….ひとつ問題がありまして,予想以上に自分は Metro UI を使っていないんですね。大企業 MS が執拗にプッシュしているくらいだからきっとそれなりに使えるものなんだろうと思って使ってはみたのですが,結局のところタブレットスタイルで利用している時でも9割以上はデスクトップ画面を開いています。いわゆるタブレットという感じではなく,「キーボードがなくタッチパネルが付いた PC」です。これはこれで,いやこれだからこそ,便利ではあるのですが……これにはいくつか理由がありまして,1)自分は画面が指紋で汚れるのが嫌でタッチペンで操作しており,Metro UI よりも(旧来の)デスクトップの方が使いやすい。2)それに指を使って操作した場合で比較してもデスクトップでもそんなに不便はない。3)そしてなにより,そもそも Store アプリが質・量ともにあまりに貧弱で不便。いやはやまったく。

まあ,使っているアプリの紹介でもしてお茶を濁させていただこうと思います。

事務など
File Browser
(Dozrekt)
シンプルなファイラー。Skydrive 領域にもアクセス可能で,フェイバリット(ブックマーク)機能アリ。カスタマイズ性の低さが玉に瑕ですが,よいソフトです。

Foxist Mobile PDF
(Foxist)
ご存じ Foxist Reader の Metro 版。MS 版・Adobe 版・Foxist の PDF リーダーで手持ちの何種類かの日本語電子書籍 PDF を開いてみて,すべて正しく開けたのはこれだけでした(ただしそれでもカギカッコなどが少しおかしくなります)。なんともお寒い状況……

あんしんブラウザ
(Trend Micro, Inc.)
どうやら,デスクトップ版ソフトに Metro UI も備わっている場合でも,既定のブラウザに設定した場合のみ利用できる仕様となっているようです。しかし IE を既定のブラウザにするなんてまっぴら。Firefox という手もありますが,いかんせんまだ Aurora。そこでこのアプリを導入し,Metro UI で使う場合はこのブラウザを使うことにしました。すべての要素に対応しているわけではありませんし,あまり使いやすいブラウザとも言えませんが,安心して IE を削除できるようになります(?)

Evernote Touch & Skitch
(Evernote)
紹介だけはしておきますが,デスクトップ版のソフトを使ったほうがいいかも……

ゲームなど
Music Maker Jam
(MAGIX)
あらかじめ用意された素材を並べるだけで作曲(ごっこ)をできます。素材の品質が高く,いじっているだけで楽しい。テンポも自由に設定可。追加素材を in-app 購入可。

FigerPiano
(soneru)
よくあるピアノアプリ。よさそう。(弾けないけど)

SushiChop
(Rogue Rocket Games LLC)
スシマスターの孫となり,スシチョップを極めましょう。オー,イッツジャパニーズトラディションネ!

……まだ有料アプリは一本も購入しておりません。というか欲しいと思えるソフトがない。Windows Store はお寒い状況だとは聞いていましたが,よもやこれほどまでとは。ポイント5000円分を期限までに使いきれるだろうか。

ASUS TransBook T100TA レビュー Part1

ASUS TransBook T100TA(T100TA-DK32G)を購入して一週間ほど経ったので簡単にレビューを書いておきます。今回はレビュー,2ではタブレットとしての使いこなし,3で不具合とアクセサリ(周辺機器)について書く予定。

CPU
Bay Trail-T の Atom Z3740 を搭載。こいつは本当にすばらしいです。日常使用で一切ストレスを感じさせないパフォーマンスを発揮してくれる上に,消費電力も非常に小さく,(手に持つモバイルデバイスではこれが結構重要なのですが)発熱が非常に少ないです。数年前までの Atom とは完全に別物となっています。クアッドコア化の恩恵というのもあるのでしょうが,一つ一つのコアの性能も大きく向上しており,Super Pi(マルチコア非対応のベンチマーク)で計測してみたところ PenM 1.5GHz と同等の記録でした。まったくよい時代になったものです。内蔵グラフィックもすばらしく,Youtube などストリーミングもフル HD の動画を一切ひっかかりなく再生できます。

RAM
2GB決め打ちで増設不可,というのはなんとも頼りない感じがしますが,ウェブを眺めたり電子書籍を眺めたり文章を書いたりという,タブレット的あるいはネットブック的な用途ではこんなもんでも案外不便はありません。LibreOffice や一太郎もサクサク動きます。欲を言えば倍の4GBくらいあれば精神衛生上よいのですがね。

液晶・タッチパネル
IPS 液晶とのことで,表示はなかなか良好です。ただ,グレアもグレアのガラス板なので反射が激しく,ここは少しマイナスです。CPU やグラフィックの性能がよいというのもあり,タッチパネルの反応はなめらかです。ただ,あらゆるタブレットの例に漏れず指紋べたべたになります。いつも疑問に思うのですが,MS にせよ Google にせよメーカーにせよ,タブレットやらタッチパネルやらを推進している人たちって,指紋でべたべたの画面を見て何か疑問に感じたりはしないんですかね?

キーボード・タッチパッド
キーボードはあくまでも安物ノート PC のキーボード,たとえばタイプ音はやや大きめで感触は安っぽいですが,それでも,ちょっと文章を書くにはまったく不足のないキーボードです。タッチパッドは本当にチープで,ひっかかりや誤認識だらけでストレスが溜まります。そのうえクリック音がやたら響きます。本当に最低限度といった感じのタッチパッドです。それでも無いよりはずっとマシではありますが…… この機種は Bluetooth 内蔵なので BT マウスをつないで使うのがおすすめです。
キーボード・タッチパッドともに「びみょー」ではありますが,タブレットとドッキングできるという特長はやはり非常に大きいですね。タブレット+ BT キーボードという運用を試してみたことのある方ならわかるでしょうが,キーボードの電源を入れて,置いて,タブレットをスタンドで立たせて,タブレットの電源を入れて……なんてやっていてはタブレットの手軽さが半減してしまい,結局キーボードなんてほとんど使わなくなってしまいます。その点 T100TA であれば,ただ開くだけで準備 OK です(もちろん,別のノート PC も持ち出すなど,あくまでもタブレットとして使いたい場合にもボタンを押してドックから取り外した状態で持ち出すことで対応できます)。日常的にタブレットにキーボードをつないで使っている人なんて少数派でしょう。しかし,タブレットを「大きくて高機能なスマートフォン」ではなく「軽くて安い簡易 PC」と考えていて,タブレットにキーボードをつないで文章を書くという用途を考えている人にとっては,T100TA の「キーボードドック付きタブレット」というスタイルは最高です。

筐体
安っぽいですが,実際安いので仕方ない。ただ,天板がツルツルで非常に指紋が付きやすいのはなんとかならなかったのでしょうかね。普通に使うと指紋でべたべたになりあまりに汚らしいのでカバーをつけっぱなしで使っています(このカバーについてはそのうちまた紹介しましょう)。
キーボードドック接続時にせいぜい120度ぐらいしか開けないのもよくありません。椅子の高さ次第では視線と垂直にすることができない場合があり,首が痛くなります。まあ,国産の本格的なモバイルノートでもこれぐらいしか開けないものはあるのですが。

バッテリ
公称14.9時間(HDDなしモデル・キーボードドック接続時)は伊達ではありません。この大きさからすると不思議なくらいによく持ちます。

AC アダプタ
おもしろいことに,5V2Aの AC-USB アダプタを使用し,充電用のジャックは microUSB コネクタです。つまり完全にタブレットの仕様となっているわけです。アダプタは非常にコンパクトで,microUSB ケーブルとあわせて68gしかありませんでした(一般的なモバイルノート PC ではめがねケーブル込みで300gほどあるのが普通ですので,四分の一以下です)。ただしその代償として,普通のノート PC に比べ非常に充電が遅いです。一晩は待たないと満充電になりません。(14/8/18追記:ケーブルの問題が大きいようで,ケーブルを市販の2A対応を謳う充電専用 USB ケーブルに変えたところ一定の改善がありました)Let’s note のように「通常」のアダプタと小型アダプタの両方をつけてくれたら最高なんですが,それじゃあこの値段では出せないでしょうから仕方ないでしょう。