Debian 8 で Bluetooth DUN

 Debian 8 Jessie で Bluetooth DUN しようとして……泥沼にハマった。
 Bluez のバージョンが 5 に入り仕様が大きく変わったようで,これまでの定石が通用しません。一応 blueman や gnome-bluetooth なども入れて試してみましたが,やはりうまくいかない。つなぐ先も「BlueDUN」という市販のアプリを入れた Android スマートフォンで,こっちが特殊な仕様である可能性もあります。せめて他にいくつかモデムがあればいいのですが……なんとか調べながら設定してはみるものの,正体不明のエラーとか……検索してみるとバグがうんたらかんたらとか言ってるし……うわこのコマンドも無くなったのか……このエラーは何だ?……しかし眠い……寒い……外明るくなってきた……つらい……などと合計10時間以上を無為に費やし,「これは複雑なバグまたは心霊現象が関与しており自分の手には負えない」という結論に達したところで以下のページを見つけました。

delx » Bluetooth DUN Tethering with Linux and a Nokia Symbian Phone

 2014年? Arch? もしや,これでいける? 藁にもすがる気持ちで試してみると……いやっほううう!!! 繋がった!!! 何度再起動して試してもオーケー。引っ掛かりポイントは Debian では「python-dbus」ではなく「python3-dbus」が必要であるという点と始めに wlan の接続を切ってから試さないとダメという2点くらいで,本当に書いてあるとおりにコピペして書き換えて実行するだけ。恐ろしく簡単。
 スクリプトを眺めてみるとなにやら見たことのないことをしている部分がある。やっぱり仕様変更絡みで別のやり方をする必要があったらしい。この辺はそのうちちゃんと調べないといけませんね。
 いやあ,ありがたやありがたや。

Firefox の UI が極端に大きく(あるいは小さく)なったら

少し前,Debian で Iceweasel をアップデートしたら,設定が勝手に変わったのか解釈の仕様が変わったのかで Firefox の UI(HTML レンダリングだけでなく,ボタン類も)が極端に大きくなってしまった。が,検索したら一瞬で解決したので,忘れないうちにメモ。

My websites and UI have suddenly become huge. How can I get them back to a normal, smaller size? | Firefox Support Forum | Mozilla Support

about:config にアクセスし,layout.css.devPixelsPerPx の値を変更。自分の環境では -1.0 -> 1.0 に変更で完璧。
でも,改めて考えてみると他にも何かありそうだし,一度設定をリセットしたほうがいいかなあ。

WordPress に脚注機能を付けるアドオン Simple footnotes を導入

 以前,はてなダイアリー 1を利用していた頃に重宝していた機能のひとつに「脚注 2」があるのですが,Wordpress 3 4 には標準ではこの機能はなく,Wordpress への乗り換えに伴い使えなくなってしまいました。今 5にして思えばその時に脚注を追加するアドオン 6 7も探しておけばよかったのですが,当時 8少し 9忙しかった 10こともありそのまま 11にしてしまい,脚注を使わずにブログ 12記事を書くこと 13に慣れて 14しまいました。しかし今朝ちょっとした文書を書いていて,ブログで脚注を使うことの便利さ 15を思い出し,このアドオンの導入に至りました。今後はどんどん 16脚注を使っていきたいと思います 17

17/3/28追記:
たまに検索経由のアクセスがあるので。
Simple footnotes の利用には,脚注を付けたいところに内容を[ref]〜[/ref]で囲って記入します。
例,

誰でも練習すれば水上を歩けるようになる[ref]足が沈むより先に次の一歩を踏み出せるだけの身体能力がある場合。[/ref]。

Notes:

  1. http://d.hatena.ne.jp
  2. 英:footnote
  3. オープンソースの CMS 環境である。
  4. 「Worldpress」ではない。
  5. 2014年12月。
  6. 英:add on
  7. 今回は Simple footnote というものを導入したが,他にも同種のアドオンはいくつか存在するようである。いずれも WordPress の公式レポジトリから導入できる。
  8. 2013年8月。
  9. あまり多くはないという意味である。
  10. 「忙しい」の定義は人によって大きく異なるため,注意が必要である。
  11. つまり,そうしたアドオンを導入していない状態という事である。
  12. 「ウェブログ web log」の略である。
  13. ここでいう「書く」には,書いたものを公開することも含める。
  14. 心理的または肉体的に抵抗感がなくなることをいう。
  15. 補足的な情報を記述するために括弧を使うと,ただでさえ冗長な私の文章がさらに冗長になってしまう。脚注を使うことで,事態は多少改善する。
  16. 太鼓の音ではなく,勢いや程度が大きいことを示す擬態語である。
  17. ふう,書き終わった。

IPS パネルは壮絶に焼きつくけど,簡単に元に戻せる

 いつものように昼なお暗い魔窟 a.k.a. 自室で PC 作業に励んでいたある日のこと。気分転換にすこし散歩に出て,30分ほどして帰ってきたら,2枚ある液晶ディスプレイの両方が壊れていました。具体的には,画面が激しく点滅し(ちらつき),縦縞状のノイズが画面全体に広がり,四隅は白っぽく変色しているという状況。しかも,開いていたウィンドウの像が,ウィンドウを動かしてもくっきりと残ったままです。
「げげっ。なんじゃこりゃ!」
 少し前からちらつきが気になってはいて,だましだまし使っていたのですが,ここまで来てしまうともう使いものになりません。静電気のいたずらである可能性を考え,PC とディスプレイの電源ケーブルを一晩抜いたままにして放置してみるも,残念ながら改善は見られず。「これはもう修理に出すしかないな……」
 幸い2枚とも標準で3年保証付きで交換の早い法人向けモデルですので,修理直行です。保証書を探して,たまたま取っていたダンボールも引っ張りだして。しかし何が原因だったんだろう。先月変えたグラフィックボード? しかし,グラフィックボードが液晶を破壊するなんてことがあるんだろうか。それにそうだとしたらグラフィックボードも調査を依頼しないと……などと考えつつ,最後の悪あがきとして念の為いろいろ検索してみました。すると,こんな気になる情報を発見。

[PCモニター]画面表示がバグったDell U2410がLCDコンディショニングで復活! | トラエラ流 WEB CMの作り方

しかし画面には少し前に表示していたGoogleの画面の焼き付きと黒いはずの背景も黄ばんでいます。また、LEDの明るさもチカチカと安定せず、一見故障にしか見えない画面表示となっていました。

 そう,そう,こんな感じなんですよ。完全に壊れ…え? 故障じゃないの?
 どうやら,IPS 液晶は TN 液晶と異なり「焼き付く」ようです(そう,この液晶は2枚とも IPS です)。なお,VA 液晶は IPS 液晶よりも更に「焼き付き」しやすいらしい。恐ろしや…… 参考123
 しかし幸運なことにこの「焼き付き」は簡単に元に戻すことができるようです。その方法とは,RGB・黒白を順番に表示させることで液晶についたクセを取るというもの。なんか胡散臭い気がしなくもありませんが,どうせ修理センター行きの予定です。モノは試し。私の使用している D 社の液晶ディスプレイでは,「LCD コンディショニング」という名前でディスプレイの標準機能の一つとなっていますので,これを試してみましょう。それでは,とりあえず1時間。
 ……んで,その結果なんですが,これがなんと完全に元通りに直ってしまったのです。いやはやなんともお恥ずかしい限り。修理を申し込む前で本当によかった! 記憶の糸をたぐり寄せてみると,たしかに数週間前に液晶の自動電源オフまでの時間の設定を10分から60分に変更したのでした。なにがグラフィックボードじゃ。仕組みがよくわかりませんが,ともかくこの変更により「焼き付き」が蓄積するようになって,ついには今回のような現象が起こるに至ったのでしょうか。しかし,一見万能の IPS パネルにこんな弱点があったとは(あるいは,D 社だけや安物だけの問題なのかもしれませんが)。対策は LCD コンディショニングを実行して放置するだけとはいえ,突然表示がおかしくなると焦りますし,作業も滞ります。個人で使う分には IPS のメリットはどうしても捨てがたいですが,オフィスなどで仕事のために使う場合はあえて TN 液晶を選んだほうがいい場合もあるでしょう。
 結論。IPS パネルは「焼き付き」ます。メーカーやロットなどにもよるようですが,私の持っている D 社のディスプレイはいずれもかなり壮絶に症状がでるようです。でも,CRT の(本来の意味での)焼き付きとは異なり,簡単に元に戻せます。画面が点滅したり変な縞が出たりとどう見ても故障にしか見えない症状が出ても,落ち着いて「LCD コンディショニング」を実行してみましょう。ディスプレイの標準の機能として搭載されていない場合は,こちらの動画を使わせてもらいましょう。日頃の対策としては液晶のこまめな電源オフやスクリーンセーバの利用が考えられます。あまり頻繁に電源のオンオフを繰り返すとバックライト(今時は LED が普通であるとはいえ)やインバータへの影響が心配なので,スクリーンセーバも併用したほうがいいかもしれません。CRT の絶滅した今ではもはや装飾としての価値しかないと思われがちですが,猫も杓子も IPS の今,改めて見直されるべきかもしれません。

Imagination Technologies 社が MIPS 搭載シングルボードコンピュータを発表

New MIPS Creator CI20 development board for Linux and Android debuts – Imagination Blog
Imagination Launches MIPS-Based “Creator CI20” Development Board For Linux And Android, Free For Developers

 この手のシングルボードコンピュータはもはや珍しいものではなくなっていますが,コレは(よくある ARM でなく)MIPS CPU を搭載しており,しかも MIPS アーキテクチャの総元締めである Imagination Technologies 社直々の投入ときており,なかなか面白いので紹介。
 MIPS アーキテクチャは,古くからマイクロプロセッサ設計の教材として用いられてきたことで知られているほか,今でも組み込み用途でよく使われているアーキテクチャです。しかし近年では,家電の多機能化などもあるのか,Android を制した ARM に人気が移りつつあるようで,MIPS とってはあまり好ましい状況が続いているようです。2012年の Imagination Technologies による MIPS Technologies の買収はその現れでしょう。このままでは ARM の x86/x64 侵攻も静観するしかない状況です。
 恐らくはそうした現状を打破するためでしょう,突如投入したのがこの開発者向けシングルボードコンピュータ「Creator CI20」というわけです。Debian 7 に対応,Android 4.4 にも対応予定となっています。Raspberry Pi を意識したようなハード構成になっており(公式 Blog からも Raspberry Pi や Linux 「コミュニティ」を多分に意識していることが伺えます),豊富な拡張端子,強力な再生支援,そこそこよい性能を備え持っています。そしてその値段は,なんと無料! ――ただし,自分自身についての情報と予定している Creator CI20 を使ったプロジェクトの詳細を Imagination Technologies 社に送り,認められた人のみです。技術力と影響力を持った人に無料配布し,実際に開発をして広告塔になってもらおうという考えでしょう。Google が Android を発表した時と同じやり方ですね。現在のところ市販の予定はないようです。
 さて,この試みが成功するかどうかですが……個人的には,どれだけ情報をオープンにできるか,どれだけオープンソースコミュニティに貢献できるかにかかっているのではないか思います。Google の Android と違い圧倒的に強力なライバルが存在しているという事実も考慮せねばなりません。今回の発表はつまるところ Linux コミュニティの中でも本職の技術者やハイアマチュアを惹きつけるための施策です。狙いは賢明だと思いますが,彼らの支持を勝ち取るためには,彼らにとっての最大の魅力であるところの「自由さ」「開発のしやすさ」が確保されていなければなりません。たとえば,Creator CI20 は Debian Wheezy をサポートしていますが,Imagination Technologies の Debian Project に対する支援はそれほど積極的でないように見受けられます。本気で Linux コミュニティに訴えかけるつもりがあるのであれば,より積極的な支援を行うべきでしょう。また,このボードをはじめ現状 MIPS をデスクトップ利用しようとすると必ず PowerVR がセットになりますので, 当然 PowerVR についての情報もよりオープンにすべきです(公式 Blog を見る限りその意向であるように思われますが)。Broadcom でさえ Raspberry Pi の GPU ドライバをオープンソース化した今,GPU のパワーを引き出すためにはバイナリ配布されるプロプライエタリドライバが必要,というような状況では早晩愛想をつかされてしまうでしょう。また,PowerVR 用のフリーなドライバの開発は FSF の High Priority Projects の一つに数えられており,活発に開発されているようですが,まだ万全ではないようです。これを機に可能な限りの協力と支援を行うべきです。

T100TA では Ctrl2Cap が使えないという話

同じことをしてハマっている人もいそうな気がしたのでメモ。ただし,あくまでも私が遭遇したトラブルの場合です。また,このトラブル自体は去年買ったばかりの時の話ですので,説明が大雑把なのはご容赦を。
ある日 T100TA がキーボードを認識しなくなり大いに焦ったのですが,結論から言うと,「Ctrl2cap」というソフトをインストールしたのが原因でした。これはキーボードの Caps Lock に Ctrl を割り当てるというもので,自分は Windows XP の頃から使い続けていました。詳しいところはよくわかりませんが,他の Windows8 マシンでは依然として使えているとの情報があるので,T100TA の作りの特殊さに由来するように思われます。あるいは単に自分が利用している他のソフトとの干渉かもしれません(T100TA で普通に使えているという方は教えていただけると幸いです)。

ついでのメモ:
Lenovo3000 v200 で無線 LAN を有効化できない(ドライバは当たっているが通信できない,有効化してもすぐ切れる,rfkill -list すると acer-wireless が soft blocked が yes となっていてどうやっても no にできない)場合は
11.10 – Unable to enable wireless on Lenovo 3000 V200 – Ask Ubuntu
rmmod acer-wmi すれば ok

T100TA:「SD にインストール」の実用性は?

Windows タブレットのデータ保存領域はどれも低容量ですが,T100TA の下位モデルは内蔵 eMMC が 32GB と特に低容量です。キーボードドック付きでノート PC として使うことの多い機種ですので,なおさら手狭に感じます。私の T100TA も残容量が6GBを切りそうな勢いです……そこで「ソフトは micro SD(HC/XC 含む,以下「SD」と総称) カードにインストールしよう」ということになるのですが,ここで心配になるのはその実用性です。そう,周知の通り SD カードは遅い!です。Class10 でさえ安物 CF に劣り,高速 CF も安物 SSD に勝てないというのが常識。ソフトを SD にインストールして利用するというのは果たして現実的なアイデアなのでしょうか。
今回はこの問題について考えてみます。

お決まり,まずはベンチマーク
とりあえずベンチマークを走らせてみました。使用したのは Windows 用ストレージベンチとして定評のある「CrystalDiskMark」,書き込みデータ容量は「100MB」で試行回数は「3回」という設定です。
まずは内蔵 eMMC の結果です。T100TA の内蔵 eMMC には SanDisk 製と Hynix 製の2種類が確認されているそうで,SanDisk 製のものの方が遅いそうですが,私の個体の内蔵 eMMC はその遅い方の SanDisk 製のものです。
pic-20140227-232303
なかなかの速度が出ています。

次に SD です。私が使用しているのは,信頼性と性能から見たコストパフォーマンスの高さで人気の東芝 Class10/UHS-1 対応モデル microSDHC カード,「MU-B016GX」です。もっとも T100TA の内蔵カードリーダがダメダメなので性能を引き出してやることはできません。他にも T100TA で microSD のベンチを取られている方は多いですが,概ね私の結果と似たような数字になっているので,このへんが T100TA のカードリーダの限界と見てよいでしょう。
pic-20140227-231838
物悲しげな数字が出てきました。ランダムリードの数字はそう悪くありません。ランダムライトも一昔前の HDD くらいで,ギリギリ許容範囲内でしょうか。ただ,シーケンシャルリード/ライトは目立って遅いです。また,「512K Write」がやたらと遅いのが気になります。これらの特性は実用にあたりどのような結果をもたらすのでしょうか?

実際にソフトを使って比較
実際のソフト起動時間の計測結果も紹介します。ただし,手での計測であり,値はそれぞれ二回ずつ計測した結果の平均ですので,参考程度だと思ってください。コンマ以下は3桁まで計測していますが,1桁までに四捨五入しています。
今回検証に使用したのは GIMP を PortableApps.com がカスタマイズした「GIMP Portable」。インストール条件,読み込むツールや開くウインドウなどはいずれも標準設定です。eMMC と SD の条件は上述の通り,開く画像は Pentax K-5 で撮影した7,268KB・3936×2624の JPG ファイルで,適用するフィルタは「Cartoon」(Mark radius:7.00,Percent black:0.200),エクスポートの形式は PNG で標準設定から圧縮レベルのみ「0」です。

eMMC
内蔵 eMMC の GIMP Portable を画像を指定せずに起動:
15秒4

同,内蔵 eMMC に保存された画像を指定して起動:
17秒5

上で開いた画像にフィルタを適用:
19秒6

上で編集した画像を内蔵 eMMC に保存:
3秒0

SD
SD の GIMP Portable を画像を指定せずに起動:
19秒0

同,SD に保存された画像を指定して起動:
20秒7

上で開いた画像にフィルタを適用:
19秒5

上で編集した画像を SD に保存:
6秒5

なかなか面白い結果が出ました。ベンチマークの数字では eMMC と SD のランダム・シーケンシャルリードにはかなりの差があるのですが,実際の起動時間はそれほど変わらないようです。フィルタ適用はオンメモリでの処理なので差が出ていません。そして,画像の保存には倍の差がついています。ベンチマークの数字から考えれば起動の差より保存の差の方がずっと小さくなりそうなもんなんですが。起動時には私が思っているより複雑なことが行われているのかもしれません。まあなんにせよ,実使用ではベンチマークの数字ほどには差がでないようです。少なくとも速度面については充分実用になると判断してよさそうです。

寿命の問題
速度はまあ許容範囲内ということがわかりました。ただ,問題は速度だけではありません。
次に気になるのはSD カードの寿命がどれくらいのものなのかということです。もちろん SSD も SD カードも使っているフラッシュメモリの寿命という点では変わりません(一般に,MLC の場合で1ブロックあたり書き換え1,000〜10,000回程度だと言われている)し,SSD と同じく SD カードもウェアレベリングはしています。しかし,SSD が壊れたという話はほとんど聞かないのに対して,SD カードは自分の経験だけでもよく壊れています。これは一体なぜでしょう。SSD と SD カードの違いを考えてみるに,以下あたりが怪しそうです。

    • 容量の違い?

SD カードは数GBなど低容量のものが多いが,低容量のため代替ブロックが少なく,それが寿命の短さにつながっているのでは,という仮説。

    • コントローラの性能や寿命?

SD カードは SSD と比べてコントローラの性能が低く不良ブロックを見落としやすいのではないか,あるいはコントローラの寿命が短くフラッシュメモリの寿命より早く挙動がおかしくなるのではないかという仮説。

    • ウェアレベリングしていないカードがある?

ネット上のベンチ結果情報を見ると,寿命は長いものと短いものに二極化している印象を受けます。また,私はコントローラチップのメーカーがウェアレベリングしているといっているのだからしているのだろうと思っていましたが,SD カードはウェアレベリングをしていない,という主張も時折見かけます。ひょっとして安物カードのコントローラはウェアレベリングをしていなくてフラッシュメモリがすぐ死ぬのかも?という仮説。前2つよりさらに無根拠です。

    • 単純に数の差?

たとえば私の部屋に SSD は3台しかありませんが SD カードは20枚くらいあります。つまり,そもそも SD カードの方がよく壊れるという前提が間違いなのでは,という仮説。案外これだったりして。

立ちはばかる謎を解決する手がかりを得るべく検索エンジンと格闘したのですが,この問題につき満足のゆく答えは得られませんでした。かくなる上は自分で実際に検証してみるしかないのですが,それだけの根気も財力も結果が正しいかを判断できるだけの知識もないので,形あるものは全て滅びる定め,与えられた運命を受け入れ……じゃなかった,破損しても問題のないデータのみを置くようにして,いつ壊れても大丈夫なように設定ファイルなどはこまめにバックアップを取るようにして使っていこうと思います。引き伸ばした割にダメダメな結論で申し訳ありません。

紛失の問題
T100TA はなぜか microSD カードがスロットから少しはみ出す(ツライチにならない)作りになっています。ツライチにするのも難しくはないだろうになぜわざわざこんな仕様にするのか本当に理解に苦しみますが,現にそうなっているものは仕方ありません。考えられる対策としては以下のようなものがあります。

    • SD カードを削る

実施済み。ただ,T100TA の場合カードの背ではなく回路のある腹の側を削らねばならず,あまり大きくは削れません。そのため,安全圏内でギリギリまで削ったとてほとんど改善はしません(若干引っかかりにくくなる程度)。

    • テープでとめる

これが最良の選択肢かもしれません。ただ,気づかないうちにカードがリリースされていて接触が不安定になりデータが破損するリスクがあります。また,テープでとめたところで粘着力が弱まって落ちないという保証はありません。

どちらも抜本的ではありません。流出したら困るデータはそもそも置かない,という配慮が必要でしょう。これはけっこう致命的かもしれません。またもやダメダメな結論で申し訳ありません。

結局のところ
microSD についてはあくまでも補助的に考えるべきのようです。速度面ではそれほど問題は無いようですが,寿命が不明なので破損したら面倒なことになるデータは置きたくありませんし,ソフトにしても,ブラウザやメーラーなど流出させるわけにはいかないセンシティブな情報を設定ファイルに含むソフトは残念ながら置くことはできません。その一方で,ゲームやダウンロードしたファイルの置き場としては大活躍することでしょう。実際,試しに「Tropico 4」というゲームを SD にインストールしてみましたが,ローディングこそ少し遅いもののなかなか快適にプレイできています。もし microSD スロットがなければ空き容量の問題からこのマシンでゲームを楽しむことはできなかったはずですので,この microSD スロットのおかげで活用の幅が大きく広がったわけです。表題の問いに対しては,「用途によっては充分に実用的だし,用途によっては実用云々の以前に危険」という答えになりそうです。

続編? → T100TA: Truecrypt の力を借りて microSD カードの実用性を上げるメモ | 怠惰の形而上学

参照:

Linux 用 Twitter クライアントの決定版:「gFeedLine」

普段私が PC で Twitter へアクセスするときには公式 web か Hootsuite を使うことが殆どなのですが,最近ちょっとミュート機能が必要となる場面があり,Linux の Twitter クライアントを調べてみました。すると,「gFeedLine」というものがよさそうとの情報を発見。なんでも開発者は日本人の方だそう。日本における Twitter の使い方は他の国とは少し違いますので,これは期待できます。

依存関係を満たし .deb をインストールして起動し,「編集(V) > 設定(P)」からアカウントや表示するフィードの設定を終えた画面はこんな感じです。一見何の変哲もない画面ですが,User Stream 対応で API 切れの心配がありません(これが欧米発のプロジェクトでは対応するつもりもない場合が大半)。
snapshot7

同じく(ほぼ)日本独自の機能であるミュート設定も充実しており,特定の語を含むツイートや特定のユーザーによるツイートを隠すことができるのはもちろん,語やユーザーごとにミュートを続ける期間を細かく(最短1時間刻み)設定することができます。映画などのネタバレツイートの流れ弾被弾を防ぐのに役立つこと請け合い。
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テーマを変更することもできます。
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難点は投稿時のキーショートカットが(あまり一般的でないように見受けられる)Ctrl + U で変更不可という点くらいで,(→事実誤認でした。一般的な Ctrl + Enter でもポスト可能です。お詫びして訂正いたします)軽くて安定動作,ミュートや Userstream など日本人ユーザーのツボをおさえた機能アリと素晴らしいクライアントです。Linux 用 Twitter クライアントは他にもいくつか試してみましたが,日本で求められる機能を備えつつ万人におすすめできるものというとやはりコレが一番でしょう。

追記:
自分は最初からアルファ版を試したので気づきませんでしたが,執筆時点現在の正式版 2.4.1 には「システムがサスペンドからレジュームした時に user stream が切れたままになる」という問題があるようです。この問題はアルファ版 2.4.2 では修正されています。アルファ版とのことではありますが,かなり安定していますので,特別な理由のない限り 2.4.2 を選ぶべきでしょう。

参照:
gfeedline – Social Networking Client – Google Project Hosting
GFeedLine: GNOME 向け SNS クライアント | yendo weblog
Geeekooo: Twitterクライアント(Ubuntu編) [追記]
GFeedLine: A Social Networking Client For Twitter, Facebook And Tumblr

V-プリカのパスワード文字数制限

たまーに使っている「V-プリカ」のパスワードを変更したらログインできなくなってしまいました。連続のパス間違いによるアカウントロック→パス再発行を三回ほど繰り返してからやっと気づいたのですが,入力したパスワードが指定文字数を超えていて,それが原因なのでした。パスワードの設定時には指定文字数を超えていてもエラー表示が出ず,ログイン時には指定文字数を超えて入力するとパスワードが違うと判断してハネられるという流れ。こういう作りになってるサイト,今でも時々ありますね。

xfce でセッションを保存させないには

最近の xfce にはログアウト時にセッション内容(起動しているアプリケーションとその状態)を保存して次回ログイン時に復元してくれる機能が付いているみたいです。流行ではありますが自分にとっては要らんおせっかい。設定項目にこの機能を無効化するものがなかったので弱っていましたが,なんのことはない,ログアウト時の選択画面で「次回ログインのセッションを保存する」のチェックを外せばいいだけでした。一度チェックを外せば次回以降も記憶していてくれます。