【必見】オリジナル必敗マニュアル! 採用面接で不合格になるための10の方法を無料公開中!

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(イラスト:いらすとや
 
 就活生の皆さんこんにちは! 調子はいかがでしょうか?
 
 なに,内定が集まりすぎて困るぐらい?
 
 なるほど……では,私が編み出したオリジナル必敗マニュアルを,読者の皆様だけに無料でこっそりお伝えしましょう。
 
 名づけて,「採用面接で不合格になるための10の方法」!!! 当日の朝ネットで見るまで面接室では促されるまで着席してはいけないことも知らなかった超・面接弱者の私だからわかった,誰でも絶対に不合格になれる魔法のメソッドです!!!
 
 どんなに内定が取れていた人でも,これらを実践するだけでぴたりと内定が取れなくなります!!!
 
 ひとつ注意点として,これらは大学では主に学問をしてきたという人に対してのものです。サークルやアルバイト,ボランティアなどに打ち込んだという人はそのままでは使えないかもしれません。しかし,学べる点はきっとあるはずです!
 
 皆さんもこれを実践してぜひ不合格を達成してください!!!
 
 
 1, 尊大なくらいに堂々と振る舞う
 
 まず面接において最も大切なことをお教えしましょう。それは,尊大なくらいに堂々と振る舞うことです。
  
 あなたは何度か交渉の経験があるはずです。そのとき,あくまでも自信満々な態度で接することが重要であるということを学んだはずです。
 
 面接も,言ってみれば,あなたを採用させる交渉です。
 
 実際には不安な点も多々あるでしょうが,あたかも完璧な自信があるかのように,自信満々にいきましょう。底しれなさを示すために,あなたが積み上げてきた実績の数々を言葉の節々に散りばめます。
 
 声は大きい方が良いです。身振り手振りも交えましょう。確固たる自信の表現を発言と所作のすべてに練り込みます。その一方で,じっくりと相手の出方を伺いながら,抜け目なくロジカルに伏線を張って相手を罠にかけるのです。
 
 ひとたびこちらのペースに持ち込むことができれば,もう勝ったも同様です。
 
 
2, 面接の練習なんてしない
 
 面接は人物を見る場です。考えてもみてください,皆さん二十数年という短かからぬ年数を生きてきて,その人その人の人生経験に基づいて個性豊かな人格が形成されているはずです。ところが世間では,同じ質問をすれば皆同じ答えを返すロボットのような就活生ばかり。そんなことでは一人ひとりの特性を面接担当者に伝えることはできません!
 
 もちろん一般的なルールというのはあります。たとえば,色が指定されていなくても答案用紙に赤ペンで論文を書く人はいませんよね? 基本的な常識は事前に確認しておく必要があります。ただ,それだけで充分です。使うペンの型番まで他の人に揃える必要はありません。大切なのは形式ではなく実質です。
 
 もちろん,評価基準が明らかにされていない中,他の人と同じように振る舞わないと不安かもしれません。しかし,面接の前に「普段通りに答えてください」と指示されるはずです。各人がどのような人生を歩んできたかを表現することが求められているのです。ここは指示に従いましょう。胸を張って,普段通りのあなたで面接に臨んでください。
 
 
3, 筆記もしょせん足切り用なので対策しない
 
 場合によっては筆記試験がありますが,これは足切りのためのものであるので,最低ラインでパスすればそれで足ります。したがって,学力のある人であればことさらに対策する必要はありません。
 
 本番は面接です。有能なところは面接で見せてやればよいのです。それが合理的なリソース配分というものです。もし筆記試験の成績と面接の内容にばらつきがあっても,だからといって志望度が低いとか,それが理由で不合格であるとか,そういう判断がされることはないでしょう。
 
 
4, 面接とはなにか? 資料を読み込んで論理で殴りに行くことである
 
 さて筆記は突破しました。当然のことですね。
 
 では,次にすることは何でしょうか。決まっています,種々の資料をよく読み込んで面接担当者に殴り込みに行くことです!
 
 世間ではサークルやらアルバイト,ボランティアなどが重要だという話が流布していますが,そんなものは学生の本分ではありません。学生は,読んで字のごとく「学ぶこと」を本分としています。サークルやアルバイト,ボランティアなどが重要なのであれば,大学など来ないですぐに就職すればよいのです。責任ある仕事を任せられることでアルバイトよりずっと多くの経験ができるでしょうし,お金があるので学生サークルより多くのことができます。もちろん,ボランティアをする余裕も生まれます(親の金で暮らしながらボランティアをしたところで,それはその学生ではなく親のボランティアです)。仮に面接でサークルやアルバイト,ボランティアなどに関することを聞かれたら,自信を持って「ない」と答えればよいのです。
 
 面接とはつまり,口頭試問です。より身近には,ゼミやレポート課題でいつもやっているアレですね。殴り込めば殴りこむほどあなたへの評価は上がります。あのとき,教授のロジックの矛盾を突いて見事に止揚したあなたを見て,教育者冥利に尽きるとばかりに喜んでいる教授の顔を,あなたは忘れてはいないはずです。もちろん反撃も手強いですが,熱心に学んだあなたであればそれをすべて跳ね除けることができるはずです。
 
 質問をされたら,あなたの知識と能力の全てを動員して,全力で殴りかかりましょう! 反応がない? たぶん突っ込むところがないほど完璧な答案なんですよ,きっと。
 
 
5, 本当のことを話す
 
 相手はこれから一緒に働くことになるかもしれない人です。嘘を付いていったい何になるというのでしょう?  事実面接に先立って本当のことを話すよう再三アナウンスがあります。そもそも先に述べたように面接とは口頭試問であり,志望動機だとかサークルやアルバイトの話は枝葉末節であって,着飾る必要などありません。だいたいそんなプライベートなことにも嘘をつくようでは,実際に仕事を始めてからどんな嘘をつくものかわかったものではありません。聞かれたことに対して本当のことを正確に答えるように心がけるべきです。

 「御社が第一志望です」などということもあえて言う必要はありません。儀式化された無益な嘘です。向こうは多くの志願者の中から情け容赦無く選びますし,こちらも多くの選択肢のひとつとして検討するというまでのことです。
 
 とくに,併願先の報告を求められるかもしれませんが,その回答は採用人数の決定などシステム上のもので合否には一切関係がないとアナウンスがあるはずです。合否には一切関係がないのであるから,当然,面接で聞かれることもないはずです。ただ実際には,面接で併願先に関することを聞かれることがあるかもしれません。しかしそれは合否には一切関係がありません。併願先は合否には一切関係がないとアナウンスされているからです。合否には一切関係がないので,正直に報告するべきです。言い換えれば併願先は合否には一切関係がないということになります。しかし本当に併願先は合否には一切関係がないのでしょうか? それは心配する必要はありません。併願先は合否には一切関係ないためです。まとめると,併願先は合否には一切関係ありませんから,併願先は合否には一切関係がないことになります。
 
 
6, もちろん適性検査も正直に回答する
 
 適性検査というのは性格の傾向を知り,仕事への適性を測るためのテストのことです。これに「模範解答」はありません。人の数だけ答えがあるのが当然のことです。
 
 じっさい,これに取り組む際,正直に記入するよう指示があるはずです。あくまでも極端に適性のない人を採用してしまいお互いが不幸になるようなことを未然に防ぐためのものであって,ここで問われるような性格は人の生まれ持った性質であって,人種や性別と同様,ほとんど変えることのできないものですから,これが採用に関わることはまずないはずです。
 
 あなたはあなた自身に嘘を付くことなどできませんし,そうすべきでもありません。正直に回答しましょう。
 
 
7, 見た目ではなく心を見せる
 
 就活というと,何千円も払って写真館でレタッチ付きの証明写真を撮る人が多いですが,くだらないことです。あなたが面接担当者だったとして,写真の写りで採否を決めますか? いつも資格試験に使っている1シート500円の証明写真機のもので全く問題ありません。
 
 面接当日の身なりにも同じことが言えます。流石に清潔感がないようなのは問題がありますが,たとえば髪の毛を高い美容院で切る必要はありません。いつもの千円カットで充分です。
 
 
8, ユーモアも忘れない
 
 面接は対話であって演説ではありません。人の心と心が通いあうようでなければ,それは対話とは言えません。

 そこで重要になるのが諧謔心。面接はどうも肩が凝りがちです。適宜ユーモアのある発言を挟んで,緊張した空気と相手の警戒心を解きほぐすように心がけましょう。
 
 笑いのあるところに心の交流が生じ,信頼関係が生まれるのです。
 
 
9, 自分を安売りしない
 
 役職の高低は身分の高低ではありません。自分が面接を受けている身だからといって卑屈になる必要などありません。
 
 主張すべきことは臆さず主張することが責任ある大人として必要なことですし,時に主張と主張が鋭くぶつかり合うことによって新しいものが生まれるのです。

 教え合い学び合うことこそが健全な市民社会の維持と発展のために不可欠な営みであり,安易なリスク回避の果てに今のこの国の窮状があります。優秀で人生経験豊かな面接担当者の方々も当然そのことを知っています。あなたは「就活生」という顔のない概念なのではありません。あなたは,他でもないあなたなのです。
 
 
10, ビジョンは大きく,目標は高く。革新的な提案をする
 
 あなたは若い。能力にも恵まれている。慣習に飼いならされて,いったいどうすると言うんです?
 
 この国はいま大きな転機に差し掛かっています。昨日の常識は今日の非常識です。あらゆる常識をラディカルに再検討するべき時なのです。
 
 旧態依然とした組織,そして社会はこの激動の時代を生き残ることはできないでしょう。それを変革するのがあなたなのです。それが,教育を受けたあなたが背負っている義務なのです。その思いを,我こそが現状を打破してやるという熱意を伝えるのです。
 
 
 
 
 はい,全部私の初面接における実話です。
 教訓:相手のニーズは事前によく調査しておこう

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